兜の手入れ方法② -種類別のお手入れ方法-

現在でも人気がある鎧兜ですが、お手入れの方法は知っていますか?五月人形でも兜飾りは多くみられます。
趣味として集めている方や、代々受け継いでいるものもあると思います。
大切な兜を長持ちさせたいなら日ごろからのお手入れが大切です。
売ることを考えている方も、お手入れされている状態の良いものの方が高価買取につながりますよ。
兜のお手入れについて知りましょう。

鎧兜のお手入れ

鎧兜は、最適保管条件の異なる材料の集合体です。
鉄、革、漆、木材、絹、木綿
などでできています。
例えば漆に適した保存条件は、その他の材料にはあわなかったりします。
ですから箱に仕舞って保存するよりも、飾っていた方が良い状態を保てます。
そこで大切なのは付着するホコリを頻繁に払ってはいけないという事です。
頻繁に埃を払うのは、甲冑を手に入れて、スグにダメにしてしまう典型的な所作です。
うっすらついたホコリが湿度調節の役割を担っているのです。
ホコリを払うのは、初夏の晴れた日、1年に1回で大丈夫なのです。

西洋の鎧兜のお手入れ

○チェーンメール
錆がつかないように毎日着て戦います。
オリーブオイルを散布し風通しのよいところに保管しましょう。
リネンなど自然素材の布に入れた場合、時折オイルと自然発火し火事の原因となるので注意が必要です。

○コートオブプレート
破れた革を張替えます。
革だけなら合成ゴム系接着剤で十分です。
リベットを打ち直すときは革のワッシャーをかませれば、丈夫になります。

○プレートアーマー
ゆがみが大きくなればリベットをすべてはずし、パーツ一つ一つをハンマーで叩きなおしゆがみを戻しましょう。
へこんだところは内側から叩くことになりますが、大変難しい作業です。
錆はサンドペーパーで落とし磨き上げ、最終的には自動車用ワックスで磨きます。
通常は汗をふき取りオリーブオイルを薄く塗布しておきます。

五月人形

湿気が少ない(湿度の低い)場所で極端に室温が高くならない、直射日光を避けた、風通しの良い場所に置きましょう。
兜は、物によっては非常に細かい装飾がついていたりしますので布をかぶせるなどして、埃がかぶらないようにしましょう。
用意するものも覚えておきましょう。

○はたき
埃を払う時に使用します。

○柔らかい布
部品などを包みます。
ティッシュでも代用できます。

○乾いた布
軽い汚れをとるのに使用します。

○希釈した中性洗剤
空拭きではとれない汚れに使用します。

○パッキン用の用紙
道具同士の間などに詰め、接触しないようにします。

○防虫剤
虫よけのため。
ごく少量で十分です。

○しまい方
兜はしまい方をおひな様のようにすると良いですね。
それぞれ所定の布でくるむ前にホコリを落として、湿気の残らないように乾燥させてからにしましょう。
直射日光には当てずに、陰干しをすると傷みが出ません。
漆などで塗りが施されているものでは、特に注意が必要です。
兜については、お子さんがかぶった後の汗染みなどが残らないように収納する前の段階が大事です。
湿気取りを一緒に入れて保管をしておくと良いでしょう。
今は収納ケースの入っている兜だけのものを使用することが多いので、そのままケースごと収納してしまうことの方が多くあります。
身につけられるタイプの鎧兜を購入される方も減っていますが、このタイプがあると理想的ではあります。
収納は個別の部品に分ける手間がありますが、これも楽しみの1つになると思います。
手のかかる時期の方がお子さんとの接点があって良いものです。
思い出は大事に保管をしてあげましょう。

鎧兜や五月人形の兜飾りのお手入れは大変かもしれませんが知っておくと役に立ちます。
大切なものですから長く綺麗に保ちましょう。
これから兜を買う方も知っておいて損はありません。
兜の買取店への持ち込みを考えている方もお手入れしてみてくださいね。

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