兜の構成について

兜の付属品

買取価格に影響することになる兜の付属品とはどのようなものがあると思いますか。
主に、面頬や前立、脇立、鉢、忍緒、しころ、眉さし、立物、附物などたくさん存在しています。
これらのものを兜と一緒に買取店にもっていくと兜単体よりも高く売ることができます。
骨董品店や買取店は兜だけの買取も行っていますが付属品もつけることでより価値があがるのです。
兜の付属品、そして兜の構成について詳しく知っておくと役に立つでしょう。
兜の構成について詳しく解説します。
ぜひ知識のひとつとしてもっておいてください。

頭部を守るための構成

兜は頭部を守るために必要不可欠なものです。
そして頭部を守るための構成として鉢(はち)と眉さし(まびさし)があります。
鉢は兜の頭部分に施されている部分であり、鉢の裏側をみてみると百重刺しと呼ばれる布がみられます。
布が帽子状になっており刺し子でつくっているのが特徴的です。
もともとは木製でできている鉢ですが、一般的に使用されていたのは金属製または革製の方です。
それぞれ特徴があり、革製は膠水に浸していた練革を使っています。
膠水はよく絵の具を絵画につけるために使われる水溶液のことです。
金属製は矧板鋲留鉢と一枚張筋伏鉢という2種類に分かれています。
湿気が強かった日本は湿気で革や金属が弱ってしまわないように黒漆を施していました。
鉢の裏側は裏張と鉢裏の境目に緩衝材を入れたりと工夫がされていました。
そして眉さしは兜鉢の正面、額に施されている雨・日光を遮るためにつくられている部分です。
鉢に対して板金を使い留めてあります。
時代によってこの眉さしも変化しており、最初はそのまま額の部分に覆われるような形となっていましたが、だんだん垂直から斜めにつけられるなどの工夫がみられます。

しころと忍緒

頭の後ろや首周りを守るためにつくられたのが「しころ」、兜をかぶったときに固定するために欠かせない「忍緒」があります。
まず、しころですが、しころには主に2種類あります。
主に中世の兜にみられる小札(こざね)しころは段階的に分かれており、鉢の下の方から垂れるようにつけられています。
眉ざしから左右に折り返している特徴的な技法は“吹返(ふきかえし)”と呼ばれています。
ほとんどの兜には吹返が施されているのがみられます。
もうひとつの種類が板札しころです。
戦国時代からみられるものであり、板札をつなげたものです。
時代によってみられる種類が変わってきます。
「忍緒」は鉢に直接とりつけるひもです。
兜が生まれた当初は鉢に穴を開けて紐をくくりつけていました。
後にさまざまな技法が開発され、腰巻につけるようになったのです。

装飾品としての立物(たてもの)

平安時代以降に出てきたものが立物と呼ばれる装飾部品です。
立物は即頭部付近についています。
装飾部品がついた理由として挙げられるのは武士たちが己自身の権力や力を表現するためだったと言われています。
自分たちの力を誇示するものだったのです。
立物は兜の前面につける前立(まえだて)、後ろ部分につける後立、頂点部分につける頭立、そして側面につけるタイプの脇立があります。
戦国武将の兜にみられる直江兼次の「愛」や伊達政宗の「月形」などは立前のひとつです。
立前として有名なのは側面につけることになる角状の形をしたものであり、これを鍬形(くわがた)と言います。
子供たちに人気の虫であるクワガタムシはこの鍬形が語源となっているのです。

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